コンビニのレジに、客の性別と年齢層を入力するボタンがあるのは、けっこう知られていることかな。
それぞれ赤と青のボタンに数字がかいてあるのが一般的かと思う。
うちの近所の店のは、上から「12」「18」「29」「49」「50」というふうな分類になっている。
「小学生以下」「中高生」「20代」「3,40代」「50歳以上」ということだろう。
僕は男だからそれほど気にはしないが、自分がいくつぐらいに見られているかを知ろうと、店員の指を目で追う女性もいるかもしれない。
邪魔くさがって適当に押してしまう店員もいるらしいが、女心を傷つけないためにも、そこは丁寧に対応したほうがいいかもしれない。
かといって、気をつかって思ってもいない層のボタンを押すと、それはそれでマーケティングに支障をきたす。
こんなデリケートな作業を強いられている店員さんは少し気の毒でもある。
と、店員への労いを先に済ませておいて、いざ本題。
さっき朝飯を買いに入ったコンビニの女の店員が、僕の清算時に押したボタン。
「49」。
これは、ありえない。
少し間があっての「49」。
適当に押したとは考えられない。
正解は「29」。
まだまだ水はじく肌のピチピチ25歳。
若々しい服に、若々しい髪型。
ブリンブリンのピアスまでしている。
大学生時に渋谷で補導されかけたほどの童顔。
最近でこそ歳相応に見られはじめてはいるが、「3,40代」とは世紀のミスジャッジ。
WBCで王監督を激憤させたボブ・デービッドソンでさえ、迷わず「29」を押すことができる。
物忘れが多くなったり、涙もろくなったり、独り言が多くなったことなど、その店員が知るはずもない。
何度も言おう。
これは、世紀のミスジャッジだ。
今後、彼女がシフトのときには、赤白帽にランドセルで買い物にいかなくてはいけない。